ショッピングセンターの3階という立地のクリニック。お隣は大型スポーツクラブがあり、連日地域の方々で賑わい、認知度の高い環境にあることは嬉しい限りでしたが、テナント形状は奥が扇型の弧を描く壁が特徴的な難易度の高い案件でした。排水経路の確保もフロア上では難しく、ビル側と協議を重ね、直下の階の天井内で廻す等、管理会社さんも巻き込んでのプラン成立でした。
逆アールの大きなカウンターも伸びやかに、シンプルでさわやかな印象にまとまりました。
外観とは言いつつショッピングセンター内の共用通路という事もあり、その壁面には医療機関を意識したビジュアルシート(写真)を配置し、吹き抜けに面した下階通路からも見えるような訴求を重視した提案をさせて頂きました。先生が考案して下さったキャッチフレーズと共に、インパクトのあるビジュアルサインは大型施設内ならではのものだと思います。
医療機関だけでは無く、ショップデザインに携わっていた経験が活かせた外観となりました。
クリニックの開業場所に定型はありません。戸建から小規模ビル、大型商業施設内やタワー型オフィスビル、マンションの店舗ゾーンなど本当に様々です。
その場所や地域、施設の特性を理解した上でのイメージ作りが無いと敷居が高くなってしまったり、その町や施設の風情に合わなかったりと、いわゆる浮いた施設になりかねません。
クリニックとしての最適を、他業種経験も重ねてきたスタッフがお手伝い致します。