他社にて設計施工を目指し進めていたものの、見積り金額が事業計画から大幅に膨らんでしまい、急遽施工見積りを依頼された案件でした。
設計図を元に先生とのご面談時に再度の材料確認等を経て、何とか計画内金額に納まるご提示が出来たこともあり、無事施工をさせて頂きました。セカンドオピニオンとなった今回、私たちの立ち位置もあらためて確認出来た印象深い出会いだったと思います。

先生の想いや、コンセプトを表現していく方法や思考は本当に各社いろいろだなあと、大変勉強になったクリニックでした。自分達の理屈だけではなく、いろいろな考え方に触れる大切な機会を与えてくださった先生やコンサルティングの方々に感謝しています。
また今回は戸建という事もあり、ビル診との納めの違いも再確認出来たことは、担当者としての引出しも増やせた良い経験をさせて頂いた案件でした。

新築の戸建という比較的自由度の高い案件の場合は、コストバランスに関して細心の注意が必要です。壁一枚動かすにも構造に影響があるか無いかでコストは変わります。またX線防護に関しても事前に措置をしておかないと漏洩という問題を引き起こしかねません。
クリニックとして成立させるために必要な設備は勿論、自由度が高いからこそ出来る準備と掛かるコストのバランスは設計段階から意識されていなければなりません。