形状が奥の方が広いL型のテナントで、水周りもその奥に集中していたので排水の振り回しに気を使いましたが、スタッフルームの床上げ等工夫をし患者さんの動線とスタッフの業務に無理の無いレイアウトとすることが出来ました。
ビル診にありがちな大きな柱の処理も、各部屋を通過するごとに通路が緩やかに狭くなっていくような特徴のある段差形状の中で吸収し、違和感の無い取り込みを目指しました。
総合内科を標榜するからには、設備はしっかり患者さんを受け止められるものが必要になってきますので、特にコンセントやLANの配置に注意しながらの業務となりました。
幸い電気的には新たな幹線は必要だったものの、容量アップは出来ましたので将来的な医療機器導入も見据えての準備が出来ました。
イニシャルコストを考慮して、開業に必要となる最小公倍数的な準備と計画は確かに大切ですが近い将来導入したい機器等あればいずれもご相談頂けると助かります。
最初の工事時に小額の追加で済む準備も、開業後では養生や部分的な解体・復旧、工事時間の制約など余分な工事費・経費が発生してしまいがちです。開業の姿と共に、将来の理想も合わせてご相談下さい。