ひろ内科クリニック様

診療科目:内科
坪数:40坪
竣工:2014年5月
所在地:千葉県千葉市花見川区

振れないコンセプトつくりの成功例

ひろ内科クリニック様

設計のコンセプト

綺麗な長方形をしたテナント形状のクリニック。真ん中に柱があるものの、おそらくそのプランはかなりのバリエーションが考えられる物だと感じていました。
しかし、先生のやりたい診療をしっかり優先順位をつけて、看護師さんや受付スタッフとの連携を考慮していくと、これは外せない、ここは極力近いほうが良いというコアになる部分が浮かんできます。
このコアをいかに早く見つけ、ご提案出来るかがとても大切だと今回も実感した案件でした。

担当者のコメント

明確なコンセプトをお持ちだった先生のプランに対する方針は終始振れる事無く進行出来、お蔭様で工事に対する準備がかなりしっかり出来ました。
準備がしっかり出来るという事は工程に対しての問題のあぶり出しや、協力会社さんの効率的な投入も可能になります。
どの業種においても最初のコンセプト、イメージから振れないということがいかに大切かをあらためて先生から再認識させていただきました。

ワンポイント

将来的にこれをしたい。どの先生もプランを進めていくうちに思いが膨らむ事柄が出てきます。
ただ、それらを考慮しすぎたために本来あるべき姿が変容してしまい、結果として何故かポカンと空いたスペースが出現し物置代わりになっている。
これは進化系としてのイメージでは無く、準備しただけになってしまったからではないかと思います。
とても難しい問題ですがヒントはやはり開業時のコンセプト・イメージに則しているかどうか、その延長線上に人、物、スペースが乗っているかどうかではないでしょうか。
検証する際も初期コンセプトは大切な拠り所。出来るだけ明確に持ちたいものです。

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