ひふのクリニック様

診療科目:皮膚科
坪数:26坪
竣工:2014年5月
所在地:東京都中央区

工夫と演出が功を奏した空間つくり

ひふのクリニック様

設計のコンセプト

東京は下町人形町。そのメイン通りにあるスタイリッシュなビルでのご開業でした。
コンクリート打ち放しの柱を特徴とする、都会的な空間仕上げのテナント内部から下町情緒あふれる通りが見える大きな窓面を待合のメインに位置づけ、カフェスタイルのカウンターテーブルを設けました。
これにより休診日には『アトピーカフェ』と銘打って、患者さんが気軽に集える場所としての提供が出来たと、大変喜んで頂きました。

担当者のコメント

都会的な雰囲気をそのままの方向性で意匠をまとめるのではなく、その場所柄も表現に加えたいと考えていたところ、先生から江戸色を使ってみたいとの提案がありました。
かなりはっきりした色の組み合わせなので少々戸惑いましたが、ポイント的な使用やアイテム・モチーフで取り入れたりと、頭を悩ませながらのまとめが良い思い出です。
意匠をまとめていく上で、ヒントになる知識、引き出しの大切さを改めて感じました。

ワンポイント

皮膚科はレーザー治療時等に発生する臭いの問題も実は見落としがちですが配慮しなければならない科目です。
消防上の条件により天井までの間仕切の場合と、中間間仕切(上部が開放されている壁)とでは空調換気・防災設備の有無でコストも変化します。
そのテナント条件下でどうしたら科目の問題点と建築・消防の法的問題、そして保健所指導を考慮しながらローコストに抑えるかはとても大切です。経験豊富な会社に任せたい所以です。

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